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Harry Potter Cafe

Welcome to Harry Potter Cafe
ハリー・ポッターシリーズの各作品について自由に語り合うCafeです♪
                    by百味ビーンズ

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原書7巻/死の秘宝 第22章

2007/09/20(Thu)20:15

原書7巻「Harry Potter and the Deathly Hallows」(ハリー・ポッターと死の秘宝)第22章までの感想スレッド。
7巻第22章までについてコメント可です。

※百味ビーンズの感想に含まれるタイトル和訳及び内容の解釈は百味ビーンズ独自のものですので、間違っている可能性もあります。ご了承ください。

■第22章 The Deathly Hallows(死の秘宝)
ついに本のタイトルDeathly Hallows(死の秘宝)がタイトルとなった章に突入です。
姿現しした先でハリーが喘ぎながら立ち上がると、ハーマイオニーは既に守りの魔法をかけてるところで、「裏切り者の老いぼれめ!」ロンも喘ぎながら透明マントを脱いでハリーに放る。「ハーマイオニー、君ってば本当に天才だよ、あそこから逃げおおせたなんて!」「エルンペントの角だって言ったでしょ。彼にも言ったわ。なのに家が吹っ飛んでしまったわ。」「自業自得だよ。あいつやつらに何されると思う?」「殺されない事を願うわ!」ハーちゃんは病気で寝込んでる事になってるロンだけマントで隠して目撃したのを忘れさせるためゼノフィリウスに忘却呪文をかけ、ハリーをチラッと見せる事でゼノが嘘をついてない事を証明してから逃げて来たのです。あの状況でこれだけの機転のきくハーちゃんさすが!
「君って天才だ」ロンは畏敬の念を起こしたように繰り返し、「その通りだ。君がいなかったらどうなってたか。」とハリーも絶賛。微笑んだハーちゃんは「ルーナは?」とすぐに真面目な顔に。「やつらが言ってたのが本当でまだ生きてるなら・・・」ロンが言いかけると「そんな事言わないで!彼女は生きてるわ、絶対よ。」「ならアズカバンだろうな。あそこで生き延びても・・・」またロンが言いかけると今度はハリーが「彼女は生きてる。彼女は君らが思うよりずっとタフだ。きっと収監仲間にラックスパートやナーグルの話をしてるよ。」と他の可能性を考えるなんて耐えられなかった。「そう願うわ。彼を気の毒に思ったわ、もし・・・」ハーちゃんが言いかけると「デスイーターに僕らを売らなきゃな。」とロンが続けた。捕まってても彼らが無事である事を祈ります。ルーナは絶対、絶対無事でいて欲しい!!
テントを組み立てて入るとロンがお茶を入れる。ロンもお茶入れたりするんですね。こんな状況でちょっとオモシロかった(´m`)
「なぜ行ったりしたのかしら。ハリーの言う通りゴドリックの谷の二の舞よ。完全に時間のムダだったわ。」と呻くハーちゃん。死の秘宝の話なんて自分達を引きとめておくためのデタラメだったのかしら、本当に信じて話してたんだとしてもあんなナンセンスな話聞いた事無いわ、と全然信じてない様子。ロンが透明マントだけは実在するよと言っても、透明マントに隠れるだけで生き延びられるなら必要な物は既に手に入れてるって事じゃない、それに死者を生き返らせる魔法なんて存在しないわ、と頑なに取り合わないハーちゃん。
「例のあの人と僕の杖が繋がった時、両親やセドリックが現れたよ。」「見せかけだけで本当に生き返ったわけじゃないでしょ?」「でも物語の中の女性も本当に生き返ってないだろ?一度死んだら死の世界に属するけど、それでも次男は彼女に会って話したりしたろ?しばらく一緒に暮らしさえした・・・」議論しながらハリーはハーちゃんに心配と何か判別しがたい表情を見てとり、彼女がロンをチラッと見た時に死者と暮らすという話で怖がらせてしまったのだと気付いた。怖い思いをした時に何気にロンを見てるハーちゃんがやっぱりすごくロンを頼りにしてるんだな~と可愛いかったです('-'*)
「ゴドリックの谷に埋葬されてたペベレルについて何か知ってるの?」分別のあるように見えるよう慌てて話題を変えるハリー。ハーちゃんが調べたところによると、クリーチャーに借りた「高貴な生まれ」という魔法族の家系の本にだけ名前が出てきて、早い段階で消えてしまった純血家系の1つで、男系が途絶えてるので子孫がいるとしても違う名前になってるだろうと。あんなに軽蔑してたハーちゃんにクリーチャーが本を貸してくれてたとは、クリーチャーは元気にしてるんでしょうかね・・・。
ここまで聞いて突然ひらめいたハリーが叫ぶ!「マルボロ・ゴーント!」ダンブルドアと共にペンシーブでヴォルの祖父マルボロ・ゴーントを見た時に、彼が自分はペベレル家の子孫で後にヴォルによってホークラックスにされた代々伝わる指輪にペベレル家の紋章が刻まれてると言ってたのを思い出したのです!!
そんな事言ってたっけ?!と全然記憶に残ってなかったので確認してみました。6巻謎のプリンスの日本語版上巻P312に確かにあります。ゴーントが魔法省の役人に指輪を見せながら石にペベレル家の紋章が刻まれてると言ってます!!本当にどこに伏線が盛り込まれてるか油断ならないですね、ハリー・ポッターは!(゜0゜*)ホ--ッッ!!!
ハリーは壊された後にしか間近で指輪を見てないのではっきり思い出せないけど、それこそ死の秘宝の印ではないかと推測する3人。マルボロにとっては自分が純血の一族だという事だけが大切で、家に本も無く子供におとぎ話を読んできかせるような人間じゃない彼は紋章だと思っていた印の本当の意味を知らなかったのではないか。
さらにハリーはあの指輪についてた石こそ死の秘宝の1つ、復活の石ではないかと思う。復活の石なんて存在しないわとあくまで認めないハーちゃんに対して、ロンは「ダンブルドアは指輪を壊した後石をどうしたんだろう」と言うけど、ハリーの空想は2人から離れて飛躍していく・・・。
3つの秘宝全てが揃えば死の支配者になれる。「滅ぼされるべき最後の敵は死である」両親のお墓に刻まれていた言葉を思い起こすハリー。
ゴドリックの谷のお墓に刻まれてた言葉については新たな情報があったのでまだご存知無い方は是非ご覧下さい。なかなか興味深いです。→(16章参照)
ハリーは秘宝の所有者となってヴォルデモートに立ち向かう自分を思い描く、ホークラックスは相手にならない。neither can live while the other survives.(一方が生きるかぎり、他方は生きられぬ。)・・・これが答えなのか?秘宝対ホークラックスなのか?僕の勝利を確実にする道はあるのか?死の秘宝の所有者となれば僕は安全なのか?
呼びかけられてもほとんど聞いてないハリーは透明マントを取り出し、水のようにしなやかで空気のように軽い布に指を滑らせる。魔法界に入って7年になるがこれに匹敵するものは見た事がない。ゼノが描写した通りだ。ハリーは突然思い出して息を飲む。「両親が殺された日ダンブルドアがこのマントを持ってた。お母さんがシリウスに宛てた手紙に書いてあった。3つ目の秘宝かどうか確かめるためだったんだ!イグノータス・ペベレルはゴドリックの谷に埋葬されてた・・・彼は僕の祖先なんだ!僕は3男の子孫なんだ!全て辻褄が合う!」おいおい、これが本当ならヴォルとハリーは遠い親戚って事ですか?!(゜ロ゜;)
秘宝を信じるだけで武装したようで、所有する事を考えただけで保護されてるように感じた。ハーちゃんに呼びかけられてもお母さんの手紙を見せて、ほら書いてある、ダンブルドアは透明になるのにマントなんて必要無いのに持ってたんだ、と必死で説明するハリー。手紙と一緒にポーチから転がり出て来たスニッチを見て、もう1つのひらめきが!
「ここだ!彼は指輪を残してくれたんだ、このスニッチの中に!」ハリーには全てが確かで明白なのに、なぜロンが後ずさりするのかわからない。透明マントが3つ目の秘宝で、スニッチをあけられれば2つ目の秘宝だ、後は1つ目を探すだけだ、ニワトコの杖・・・ここまで思い至って突然幕が下りたように興奮と希望と喜びが消え去った。「例のあの人が追ってたのはニワトコの杖だ。」
マグルの孤児院で育ったヴォルはビードルの物語を聞いた事がないだろうし、魔法界でも秘宝を信じる者は稀だ。もしヴォルが秘宝の事を知ってたらとっくに追っているはずだし、ホークラックスを作る必要もない。秘宝をホークラックスに変えたのは、魔法界の偉大な秘密を知らなかったからじゃないか?ハリーと戦える杖を探してたヴォルは、秘密を知らずにただ最強の杖を追ってるんだ。
飛躍し過ぎて大興奮のハリーに驚く2人は、いくら説明しても秘宝が興味深い事は確かでも、それよりダンブルドアが明確に指示を残したホークラックス退治を優先すべきという考え。それでもハリーは興奮して眠れず、スニッチに刻まれた言葉「I open at the close」はどういう意味なんだ、どうして今手に入らないんだ、そしたらダンブルドアに質問できるのに、とあらゆる言葉やパーセルタングまで試し、キスしたり口に入れたりしてみるけどスニッチは開かない。
そしてニワトコの杖はどこに、ヴォルはどこを探してるんだ、キズが痛んで見えたらいいのにとさえ思うけど、ヴォルの意識は見えてもなぜか焦点がぼやけたようにはっきり見えなくなっていて、ハリーは自分の杖が壊れてしまったせいじゃないかと思ってます。
死の秘宝に夢中でなぜ2人とも理解してくれないんだとイライラして、ホークラックス退治に気力を失うハリー。両親のお墓に刻まれた言葉「滅ぼされるべき最後の敵は死である」と言ってみても、ハーちゃんに私達が戦ってる相手は例のあの人だと思ってたけど、とぴしゃりと言われる始末。
死を征服するという考えにこれほど囚われてしまうのは、一方が生きる限りと予言されたハリーにしか分からない死に直面した恐怖ゆえでしょうか。ヴォルに勝って生き残るにはハリーは秘宝を探すべきなのか、やはりホークラックスを優先すべきなのか。ダンブルドアはホークラックスを倒すよう指示していったのに、なぜハーちゃんに秘宝のヒントを残したのか。秘宝って全て実在するならすごいアイテムですよね。でもおとぎ話の通りなら、死が与えたなんて本当なんでしょうか。死って何なんだ~!( ̄ヘ ̄;)
また進展のないまま数週間が過ぎ、償いのためか、秘宝に夢中で無気力なハリーに眠っていた性質が刺激されたのか、ロンが皆を元気づけリーダーシーップをとってホークラックスを探す。明確なあても情報も無いから同じ議論を繰り返し、思いつく限りの場所を調べてまわっただけだけど。ハリーやハーちゃんが仕切ってる事が多いから気付かないだけでロンもこういう所ありますよね!
ありそうもない場所もやたら魔法界を移動し続けてたので、時々強盗を見かけ「中にはデスイーターぐらい悪くて本当に危険な連中もいるらしいよ。ポッターウォッチで・・・」と言うロン。ロンがずっとラジオで聞こうと頑張ってた魔法界で唯一ヴォルの手に落ちず正しい情報を流してるのがポッターウォッチという番組で、ある時やっとパスワードがアルバスだと分かって放送が聞ける。
「素敵なデスイーター達が家庭訪問に来たもんだからしばらく放送できなくてゴメンよ」とリー・ジョーダンの声が!懐かしい仲間達が皆コードネームを使って放送してます!
まずは訃報が。トンクスのパパテッドとダーク・クレスウェルという魔法使い、ゴブリンのゴーナックが殺された。ハリー達がテントの外の話し声を聞いた一緒に逃亡していた仲間達ですね。ゴブリンのグリップフックとディーンは何とか逃げたようで、ディーンが聞いてるか誰か居所を知ってたら両親と妹さんが心配してるよと呼びかけてる。テッドはマッドアイみたいにディーン達を逃がせるために犠牲になったのでしょうか・・・。
マグルの一家5人が亡くなっているのがみつかりマグルはガス漏れ事故だと思っているが、不死鳥の騎士団によると殺人呪文で殺されてる。新体制下ではマグルの虐殺が気晴らし以上のものになってる証拠だ。ゴドリックの谷でみつかったバチルダ・バグショットは数ヶ月前に亡くなったようで、騎士団によれば闇の魔術が使われた形跡が。彼らのために黙祷を捧げようと静かになり、3人も黙った。もっと聞きたい気持と次に何か来るのが恐ろしい気持が半々のハリー。
続いて深く整った安心させてくれるキングズリーの声が。「多くの犠牲者が出続けマグルはその原因を理解してないが、近隣や友人のマグルを彼らに知られずに自分の命をはって守っている魔法使い達の本当に感動的な話を耳にしてる。リスナーの皆さんは彼らを見習って欲しい。近隣のマグルの家に守りの魔法をかけたりするだけで多くの命が救われるんだ。」このような危険な時には魔法使いが優先ではという人たちの事はどう思うと聞かれ「魔法使い優先という考えは純血優先やデスイーターと変わらない。我々は皆人間だろ?どんな人間の命も同じ価値があり、助ける価値があるんだ。」と感動的発言!リーもこの混乱を抜け出したらあなたの魔法省大臣就任に1票投じるよ、と大絶賛。
次は僕らの人気の呼び物「ポッターの仲間」だ、とルーピンが登場。「もし彼が死んだら新体制に抵抗する者達を打ちのめすためデスイーター達は大々的に公表するはずだからハリーが生きてる事は間違いない。生き残った男の子は、我々の戦い、善なるものの勝利、純真さの力、抵抗し続ける必要性の象徴だ。」最後に会った時あんなひどい事を言ってしまったのに許してくれたのだろうかと、感謝の思いと恥ずかしさがこみあげるハリー。ハリーが聞いてるとしたら何て言う?と聞かれ「我々は皆君と心は1つだ。」そしてためらいつつ「自分の直感に従って欲しい。それらは優れていてほぼ常に正しい。」と言うルーピン。「ほぼ常に正しい。」彼の言葉を繰り返し、涙ぐむハーちゃん。ロンが言うにはルーピンはトンクスの所に戻り、お腹の子供も大きくなってるようです。良かったなぁ、あんな事言われてもハリーの忠告に従い、ずっと彼を支持してくれてるんですね;
ハリーを支持していたために被害を受けた人達の情報として、ゼノフィリウス・ラブグッドが投獄されたと言うので、少なくとも生きてるんだ!と呟くロン。家でハリー・ポッター応援パーティをしたと噂されたハグリッドも逃亡中だと。ハグリッドならこんなご時世でも本当にやったかも(笑)絶対無事でいて欲しいです。ハリー・ポッター応援パーティは危険だから、ポッターウォッチを聞く事で雷形のキズを持つ者への支持を示してくれ!と言うリー。
そしてフレッドが登場。ハリーとハーちゃんは分からないけどちゃんと双子の声を聞き分けるロンはやっぱり兄弟ですね。ヴォルの事をデスイーターのかしらなんて呼んで彼らしく面白おかしくその動向を伝えてます。「影に隠れてちょっとしたパニックを起こすのがやつの戦略だ。注意してくれ。目撃情報が確かなら、19人もの例のあの人が動き回ってることになる。実際姿を現わすより謎めいた空気にする方がずっと恐怖をかきたてるからな。だからみんなちょっと落ち着こうぜ。新たにでっちあげなくても状況は十分に悪いんだ。例えば例のあの人が一目見るだけで殺せるって噂、おい、それはバジリスクだぜ、リスナーのみんな。簡単に見分けられるさ。睨みつけてくるやつに足があればそいつの目を見ても安全だ。もしそれが本当の例のあの人だったらやっぱりそれが最後の動作になっちゃうだろうけどな。」
ハリーは久々に笑って緊張がほどけた。ヴォルが台頭した恐怖で色々な噂が飛び交ってるんですね。恐ろしい話でも双子が話すとなんで面白くなちゃうんだろう。本当に貴重な存在ですw
やつがいまだに外国にいるって噂は本当かい?とリーに呼びかけられて「ああ、激務の後に素敵な休暇を取りたがらないやつなんているか?やつが外国にいると思って油断しちゃダメだ。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないんだ。その気になればシャンプーに立ち向かうセブルス・スネイプより早く移動できるんだからな。自分がこんな事言うとは思わなかったけど安全第一だからな!」スネイプがいつも脂っこい髪をしてるからってシャンプーて(爆)いたずらばかりしてたフレッドが安全第一とはね、余計に事態の危険さを感じますね。
「次はいつになるか分からないけど、次のパスワードはマッドアイだ。安全第一で信念を貫こう。おやすみ。」というリーの言葉で番組が終る。懐かしい声に勇気付けられ微笑みあう3人。ハリーは外界から隔離される事に慣れすぎて、他にもヴォルと戦ってる人達のいる事を忘れていた。長い眠りから覚めたようだった。「いいだろ?」「最高だよ」「本当に勇敢だわ」大絶賛の3人。
でも放送が終って、夢中になっていた妄想に舞い戻ってしまうハリー。「フレッドが言ってたの聞いただろ。やつは外国にいるんだ。まだ杖を探してるんだよ。僕には分かってた!」とりあわないハーちゃんにカッとして、「なんでそんなに頑なに認めないんだよ、ヴォル・・・」ロンが「ハリー止めろ!」と言うのも聞かず「・・・デモートはニワトコの杖を追ってるんだ!」と言い切ってしまうハリー。
「その名前はタブーなんだ!」ロンがわめく。テントの外で大きな音がして、さっと立ち上がり「言っただろ、ハリー、言っただろ。もう言っちゃいけないって・・・守りの魔法を取り戻さなきゃ・・・急げ・・・やつらが・・・」テーブルの上のスニーコスコープが輝き回転し始め黙るロン。
荒っぽく興奮した声がどんどん近付いてくる。ロンは火消しライターをクリックして明かりを消す。耳障りな声がした。「手を上げて出てこい!そこにいるのは分かってるぞ!6本の杖がおまえ達を狙ってる。俺達は誰に呪いをかける事になっても気にしないぞ!」
絶体絶命!!ロンの言ってた事は本当だったんですね!
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