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Harry Potter Cafe

Welcome to Harry Potter Cafe
ハリー・ポッターシリーズの各作品について自由に語り合うCafeです♪
                    by百味ビーンズ

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原書7巻/死の秘宝 第19章

2007/09/13(Thu)23:56

原書7巻「Harry Potter and the Deathly Hallows」(ハリー・ポッターと死の秘宝)第19章までの感想スレッド。
7巻第19章までについてコメント可です。

※百味ビーンズの感想に含まれるタイトル和訳及び内容の解釈は百味ビーンズ独自のものですので、間違っている可能性もあります。ご了承ください。

■第19章 The Silver Doe(銀の雌鹿)
ハリーは夢にうなされ誰かに呼ばれ足音を聞いた気がして何度も目覚め、早朝に移動しようと言うとハーマイオニーも外で誰か見かけたから透明マントに入ったまま姿くらまししましょうと心配そう。そしてハーちゃんが両親とキャンプしに来た事のあるディーンの森へ。
ハリーはゴドリックの谷からの脱出があまりにきわどかったせいかヴォルデモートが以前より差し迫って感じ、深夜見張りをしながら、何年も前に聞いたマントが枯葉の上を滑る音をまた聞いた気がして、今夜は何かが違うという感じを拭い切れない。
すると突然どこからともなく目のくらむような銀白色の雌鹿が音も立てず足跡も残さず近づいてくる!彼女の不思議さよりも訳のわからない親近感に驚きを感じながら、ずっと彼女が来るのを待っていたのに今まで会うと決めてた事を忘れてたように感じる。ハーちゃんを呼ぼうと思った衝動は消え去り、命をかけてもいいほど自分1人のためにやって来たのだとわかった。しばらく見つめあうと彼女は歩き出し、これは何かの罠だと警戒しても圧倒的な本能がこれは闇の魔術ではないと感じさせ後を追うハリー。森の奥深くへ入り、彼女が止まったら何かを話し教えてくれると思ったのに、立ち止まって振り返りハリーが質問しようとかけよると突然消えてしまう。
やっぱりおびき出されたのかと怖くなるけど何かが光ってるのに気付く。なんと目の前の凍った池の底にグリフィンドールの剣が!!自分達のテントの側のこんな森の中になぜ?未知の魔法がハーちゃんをこの場に誘き寄せたのか。守護霊のようなあの雌鹿はここを守ってたのか。僕らが来たからここに隠されたのか。どちらにせよ一体誰がハリーに渡そうとしたのか。見回しても誰もいない。
呼び寄せ呪文はやはり使えず、ハリーは以前どうやって剣を手に入れたか思い出す。真のグリフィンドール生だけが、つまり勇気とナイトの精神だ。正直言えば剣をみつけた最初から何をすべきか分かってた。これでいいのか自信のないまま、そしてハーちゃんを呼んで代わりにやってもらわないだけ騎士道にも叶ってる事になるだろうかと悲しく思いながら(笑)、ガチガチ震えつつ服を脱ぎ、呪文で氷を割ると杖も置き、池に飛び込むハリー!も~読んでるだけでこっちも凍えそうです(((>_<)))ブルブル
耐えがたい刺すような冷たさの中勇気を振り絞って潜り、なんとか剣をつかんだ瞬間ホークラックスの鎖がハリーの首を絞める!もがいてもどんどん沈み意識が遠のく・・・でも気がつくと、むせびながらびしょ濡れで冷えきって雪の上に。誰かがハリーを助け出し、首を締め上げていた鎖を切ってくれたらしく、「気は確かかよ!」と息を切らした声が。何よりその声を聞いた驚きで力が戻り激しく震えよろめきながらも立ち上がると、なんと目の前にびしょ濡れで剣と鎖の切れたホークラックスを持ったロンが!!
ロン~~~~~!!ヾ(@゜▽゜@)ノ☆彡(ノ゜▽゜)ノ☆彡ヘ(゜▽゜ヘ)☆彡(ノ゜▽゜)ノ☆彡・・・(感激で故障中です・・・しばしお待ちください。)
「飛び込む前に外さなかったのか?」と言われても何も答えられないハリー。ロンが戻ったなんて銀の雌鹿も比にならない程信じられない。服を着るとやっと口を開く。「き、君だったのか」「ああ」「雌鹿を出したのか?」「え、まさか!君だと思った!」「僕の守護霊は雄鹿だ。」「ああ角が無いから変だと思った。」「一体どうやってここに?」するとロンは言い辛そうに「ああ・・・その・・・戻ったんだ。君がまだ必要としてくれるなら。」ロンが行ってしまった事は壁のように立ちはだかったが、ロンはここにいる。戻って来てくれた。そしてたった今ハリーの命を救ってくれた。
ロンがこの広い森で何時間もハリー達を探して待ってると、鹿が現れハリーが追って行くのを見つけ、木陰に何かが動いたのを見たが、ハリーが飛び込んだまま上がって来ないのでかまってられず助けに飛び込んだらしい。木陰には誰もいないし足跡もない。
ロンは剣は本物か?と聞くけど、確かめる方法は1つしか無いし、ホークラックスは剣に気付いてハリーを殺そうとしたんだ、議論してる時間はない、今こそロケットを壊す時が来たと感じるハリー。ロンが剣を渡そうとすると「いや、池から剣を手に入れた君がやるべきだ。」と、親切でも何でも無く、雌鹿の時のようにロンが使うべきだと確信していた。ダンブルドアは少なくともハリーに何か確かな魔法を、確かな行動の予測できない力を教えていってくれていた。
「僕がロケットを開くから君はまっすぐ突き刺すんだ。いいかい?何が入っているにせよ戦いを挑んでくるはずだ。日記のリドルのかけらは僕を殺そうとした。」「どうやって開けるんだ?」とロンはぞっとした様子。「開くよう言う、パーセルタングで。」今まで分からなかったのに、ずっと分かっていたかのように答えが難なく口から出て来た。ナギニに出くわした事で気付いたのかもしれない。
でもロンは「ダメだ、開けるな。僕にはできない!言い訳するわけじゃないけど君やハーマイオニーより僕はひどく影響された。くだらない事を考えさせ、全てを悪くしてしまうんだ。説明できないけど、外せばまともに戻っても、そのいまいましい物にまた触れると・・・僕にはできないよハリー!」と後ずさり。やっぱりロンはホークラックスに惑わされて出て行っちゃったんですね。(T_T)
でも「君はできるよ。できるんだ!たった今剣を手に入れた、君がやるべきだと僕には分かってる。頼むやっつけてくれロン。」とハリーに励まされ意を決するロン。ハリーが開けると、ロケットの扉の中にはトム・リドルの目が!(怖)
そしてヴォルデモートの声がロンを懐柔しようとする。「お前の心を見たぞ、お前の夢も、恐怖も、ロナルド・ウィーズリー。お前の全ての願いは叶い得るが、お前の恐怖もまた起こり得る・・・娘が欲しかった母からは常に少しも愛されず・・・お前の友を好んでいる娘からは今も少しも愛されず・・・常に、永遠に見劣りして2番目だ・・・」
ロケットを岩に押さえつけてるハリーが「聞くな!突き刺すんだ!」といくら叫んでもロンは震える手で剣を掲げたままリドルから目をそらせない。リドルの目が真っ赤に光り、ロケットが白熱してハリーも押さえていられない。
そしてロケットから偽物のハリーとハーマイオニーの姿が現れ、偽のハリーは「なぜ戻った。僕らは君がいない方が良くて喜んでたんだ。君の愚かさと臆病さと厚かましさを笑って。君の母親は僕が息子だったら良かった、喜んで取り替えると打ち明けたよ。」とあざけり、実物より美しく恐ろしい偽のハーマイオニーも「誰があなたなんか気にかけるの、ハリー・ポッターと並んだら誰があなたなんか相手にするの?あなたが何をしたっていうの?生き残った男の子に比べたらあなたなんて何なのよ?あなたは彼に比べたら何者でもないわ。」と追い討ちをかけ、ついには甘い声で囁いて、蛇のように偽のハリーにからみつき、抱きあうと2人は唇を重ねる。
ロンは苦悶の表情になり震える手で剣を掲げたので、ハリーは「やるんだロン!」と叫ぶけれど、ロンの目がわずかに赤いのを見て「ロン?」と言った途端剣がきらりと光って突進して来て、ハリーが避けると大きな金属音と叫び声が上がり、杖を構えたがそこにはもう戦う相手はいなかった。偽のハリーとハーマイオニーもリドルの目も消え、ロンが粉々になったロケットの破片を見下ろしていた。
これってロンがヴォルに惑わされ嫉妬にかられてハリーをやっつけようとしたけど、ハリーが避けたから結果的にロケットを壊せたのか、ロンはロケットの両方の扉を突き刺していたとあるので、最終的にはヴォルの懐柔を振り切ってやっつけたのか、はっきりとは分かりませんが、優秀な兄達の影に隠れてしまったり有名なハリーの友達でいる事で普段は見せないけどどれだけコンプレックスを抱えていたのかよく分かりますね。それに打ち勝ったんですから、ロンが手を下したという事はとっても重要だったんじゃないでしょうか。きっとこの試練を通して大きく成長できたはず☆
ゆっくりと近付くと、ロンの目はいつもの青い目に戻り涙ぐんでいて、見なかったふりをして壊れたロケットを拾うハリー。ロンは剣を落として座り込み膝を抱えて震えていたが、寒さのせいではないのがハリーにはわかっていた。側に座り、そっと肩に手を置いたけどロンが振り払わないので、良い兆候だと感じて話し出すハリー。「君が去った後、彼女は1週間ずっと、僕に見られまいとしてたからきっともっと長い事泣き続けてた。君がいなくなって、僕らは話もせずに多くの夜を過ごしたんだ。」ハリーは話すのを止められない。ロンがいなくなった事で自分達がどれだけ堪えたのか思い知らされ、今こそ言わなければと思う。「彼女は僕の姉妹みたいなものだよ。彼女の事は姉妹のように愛してるし、彼女も同じように感じてると思う。いつもそんな感じだった。君は分かってると思ってた。」ロンは答えないけどハリーに見えないように涙を拭う。
ハリーがロンのリュックを取って戻ると目は充血してたけど落ち着きを取り戻して「ごめん。出て行ってごめん。分かってる、僕は・・・」とひどく罵られるのを待ってるようだった。ハリーが「君は今夜埋め合わせしたよ。剣を手に入れ、ホークラックスを倒し、僕の命を救った。」と言うと、「実際の僕よりずっとかっこよく聞こえるな。」とつぶやくロン。「その手の事はいつも実際よりかっこよく聞こえるものなんだよ。僕は何年も君にそう言おうとしてたんだ。」とハリーが言うと、同時に歩みよってしっかり抱き合う2人。2人の友情はより強い絆になって復活です!2人の友情がなければ始まらないんだよハリポタは!(iДi)
雌鹿について来た時は長く感じたテントへの道のりがロンと歩くとあっという間に感じ、ハーちゃんを起こすのが待ちきれないハリー。ハリーがロンが戻ってくれた事が嬉しくて仕方なくて大興奮て感じなのが可愛い(^ー^* )
毛布の下で丸まって熟睡してたハーちゃんを起こすと、ハリーの様子を見て「どうしたの?ハリーあなた大丈夫?」と驚き、「大丈夫だよ。大丈夫どころか最高さ。ここに誰かいるよ。」というハリーの言葉に「どういう事?誰・・・」と言いながらロンをみつけたハーちゃんは口あんぐり!影になった部屋の隅に下がってテントの壁に溶け込もうとするハリー。2人のお邪魔虫にならないようにしようとしてるんでしょうか(≧∇≦)
呆然としてるハーちゃんにロンが心配そうに笑いかけると、突然身を乗り出してロンをボッコボコに殴り出すハーちゃん!(爆)「イテッ、やめろ!何を?ハーマイオニーオゥッ!」とうめくロンに、「あなたって、本当に、どうしようも、ないわ、ロナルド、ウィーズリー!何週間も、してから、のろのろ、戻って、来るなんて。私の杖はどこ?」と一言一言パンチを繰り出して自分の杖を取り返そうとするので、2人の間の守りのシールドを作るハリー。ロンが出てく直前には一触即発な2人の間にハーちゃんが慌ててシールドを作ったのに、今度はハリーが作らなきゃいけないとは!前の状況に比べたら夫婦ケンカの仲裁みたいで笑っちゃうw
ハリーが「ハーマイオニー、落ち着いて・・・」と言っても「落ち着ける訳無いわ。私の杖を返して!私に指図しないでハリー・ポッター!」とこんなに取り乱したハーちゃんは見た事がない程。「それにあなた!」とロンを指差す。「追いかけて呼んだのに!戻ってと頼んだのに!」「分かってる。ハーマイオニー、ごめん。本当に・・・」「ごめんですって!何週間もたって戻ってごめんで済むと思うの?」「なら他になんて言えばいいんだよ!」「まぁ知らないわよ!」ハリーが「彼は僕を・・・」と言いかけても「彼が何をしたってどうでもいいわ!何週間も、私達死んでたかもしれないのに・・・」ハーちゃんの声はコウモリしか聞き取れないいんじゃないかって程甲高くなって怒りのあまり何も言えなくなると、すかさず説明し出すロン。
新聞でもラジオでもハリーを探してたので2人が無事なのは分かってたようです。2人のもとを去ってすぐに戻りたかったけど、姿くらましした先にマグル関係者から金品を巻上げてる強盗団がいて逃亡中のマグル出身者と思われ捕まってしまい、杖を取られて身動きがとれなかった。仲間割れが起きた隙をついてロンを捕えてた男を殴ってそいつの杖を奪い、自分の杖も取り返して姿くらましで逃げたけど、また失敗して2本の指から爪が剥げてしまった。
これを聞いても、自分達がゴドリックの谷でどんな危険な目にあったか話し、爪が無くなったのが何だって言うのよと怒りの収まらないハーちゃん。ハリーが「ロンは僕の命を救ってくれたばかりなんだよ。」と言っても無視して「どうやって私達の居場所がわかったのよ?」と言うので、ロンが説明し出したのは更に驚きの内容。
Xmasの早朝にラジオを聞いてたら、ポケットの中の火消しライターからロンの名を呼ぶ声がして2人が杖の話をしてるのが聞こえてきた。そうなんです!イブにゴドリックの谷に行き、ハリーが意識を取り戻した翌日の早朝、折れてしまった杖の話をしてた時に2人はロンが居なくなって初めてロンの名を言ったのです。
それで火消しライターをクリックしてみると、部屋の明かりが消え青い光の玉が現れ、不思議な事にそれがロンの体に入るとどうすべきか分かり、行きたい所へ連れてってくれると分かったというのです。
荷物をまとめ丘に姿現ししたロンは確かに2人がいるはずだと思ったけど守りの魔法で見えないので、どちらかが出てくるのを待ってたけど現れず、2人が去ってしまったと気付いてまた同じ事をしてこの森へ。ロンの名を呼べば聞こえたのなら、ガマンしてないでもっと早く呼べばよかったですね~。しかも丘でハリーが聞いた呼び声やハーちゃんが見た人影がロンだったなんて、警戒して透明マントに入ったまま姿くらまししちゃったんですよね~。すぐ側にロンがいたとは!
今度はハリーが雌鹿を追跡してからホークラックスをやっつけたいきさつを聞いてハーちゃんがビックリ。ロケットを壊す場面になりロンが口篭もると、ハリーが「ロンが剣で突き刺したんだ。」とスムーズにやってのけたかのように、男同士の友情ですね。
強盗団の杖を奪って来たんだよね、とハリーが自分の杖が壊れた話をするとハーちゃんは無言になってベッドに戻る。まだ責任感じてるのかしら。
杖を受け取ったハリーが「望める中では最高だよな。」と呟くと、ハリーは杖の事を言ったのに、ロンは「ああ、もっと酷くなりうるもんな。彼女がよこした青い鳥達覚えてるだろ?」とラベンダーとべたべたしてた時に怒ったハーちゃんにやられた事を思い出してる模様。「私はまだそれを除外してないわよ。」と毛布の下からハーちゃんのくぐもった声が聞こえて来るけど、ハリーはパジャマを取り出しながらロンが少し微笑んだのに気付く。
あーもう、この章一番好きかもしれない!!怖い目にも会ったし、なぜそんな都合よく剣があったのとか謎がいっぱい出て来たのに、ロンが戻ってくれただけでハリーみたいに幸せいっぱい胸いっぱい♪本当に戻れて良かったぁ~(*'ー'*)
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