原書7巻「Harry Potter and the Deathly Hallows」(ハリー・ポッターと死の秘宝)第17章までの感想スレッド。
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※百味ビーンズの感想に含まれるタイトル和訳及び内容の解釈は百味ビーンズ独自のものですので、間違っている可能性もあります。ご了承ください。
■第17章 Bathilda's Secret(バチルダの秘密)
墓地を出る時、ハーマイオニーがこちらを見ていた人影を目撃!マントを着て用心して歩き出す2人。
そしてついに両親の家を発見。ハリーが門に触れると、標識のようなものが立ち上がり金文字が現れる。「この場所で1981年10月31日の夜、リリーとジェームズ・ポッターが命を終えた。彼らの息子ハリーは、死の呪いを受けて生き延びた唯一の魔法使いである。マグルには見えないこの家は、ポッター家と家族を引き裂いた暴力を思い起こさせる記念碑として破壊されたままの状態で残されている。」この文字のまわりには、この場所を見に来た魔法使い達が書き加えた落書きが。ただ消えないインクで自分の名前を書いてあったり、イニシャルを刻んであったり、幸運を祈るとか皆君を応援してるとかメッセージを残してあったり。ヴォルに反旗を翻してるのを公表してるのと同じだし、ここに名前を書いたりしちゃいけないのにとハーちゃんはびっくりしてますが、ハリーは感激してます。
ハリーが一度ヴォルに打ち勝ったという事が魔法界にとってどれだけ大きな出来事だったのかって感じですね。
お婆さんが現れ、透明マントで見えないはずの2人を手招きする。ハリーが「バチルダ?」と訪ねると頷くので、とても汚くて臭い彼女の家について行く2人。家に入り、腰のまがったとても小さくな白内障のバチルダと向き合うと、胸のロケットが鼓動を刻むのを感じ、これを壊せる物が近くにあるのを感じてるんだろうかと思うハリー。バチルダは居間に行き「おいで」とハリーを呼ぶ。「これでいいのか自信がないわ。彼女ボケてるわよ。」と言うハーちゃんに「彼女の小ささ見ただろ、いざとなれば僕達は勝てるよ。」と言ってついて行くと、本当にボケちゃって魔法が使えるのも忘れたのかマッチで灯りをつけようとして袖に燃え移りそうになってて、ハリーがやってあげる。明るくなると汚い額縁が沢山あり、呪文で掃除すると写真がほとんど無くなっていて、残った中にグレゴロヴィッチから何かを盗んでいた若い男の写真が。ハリーはリータの本「ダンブルドアの人生と嘘」の中で若いダンブルドアと並んで写ってた男だ!と思い出す。バチルダに誰だか聞いても答えてくれない。
2人だけで2階へ行くよう話せるのになぜかジェスチャーするので、「ダンブルドアが僕だけに渡すよう言ったのかも」と男の写真をポケットに入れ、1人でついて行くハリー。2階は更にひどい匂いで真っ暗。杖明かりをつけると「ポッターか」と聞くので「はい」と答えるとバチルダは深く頷き、「僕に何かくれるんですか?」と繰返し尋ねていると、彼女は目を閉じ、ハリーの額のキズがひどく痛み、ホークラックスはセーターの前を持ち上げるほど激しく動き、少しの間部屋が消えて喜びが湧き上がり、冷たく甲高い声が「やつを捕まえろ!」と言うのが聞こえる。部屋の景色が戻り、ハリーがもう一度尋ねると化粧台を指差すので、汚れ物の山から剣を探してると彼女が不気味に動き、そちらを見たハリーはパニックと恐怖に襲われる。体は倒れ、彼女の首のあったところから巨大な蛇が出てくる!
杖を掲げると突然襲われ、腕を噛まれた勢いで杖は手を離れ、ハーちゃんが下から「ハリー?」と呼ぶ声に強打され答える事もできず、巻きつかれ、締め上げられてホークラックスがぎゅっと胸に押し付けられる。意識が遠のき、勝利の喜びと共に箒もセストラルもないのに飛んでいる・・・。
ハーちゃんが助けに来てナギニが放したので意識を取り戻したハリーは、杖を取り戻し「やつが来る!」と叫び、大混乱の中2人で割れた窓から飛び出す!ちょうど部屋にたどりつき逃げる2人を目撃して叫び声をあげるヴォルの意識を感じるハリー。
すごい間一髪ですね・・・、今回も危なかったぁ~!( ´o`)=3
両親が殺されたハロウィンの晩の出来事をヴォルの意識で克明に目撃するハリー。ヴォルはポッター家に向う途中「素敵な衣装だね」と笑顔で近づいてきたカボチャの衣装の小さな子供も殺してしまったようです。直前に他にも犠牲者がいたんですね、たまたま通りかかったばかりに可哀想なマグルの子・・・。
忠誠の術が破られたのも知らず両親は杖も持たずハリーをあやしたりくつろいでいて、ヴォルがドアを爆破するとジェームズは「リリー、ハリーを連れて逃げろ!」と杖も無いまま止めようとするがあえなく殺され、2人が逃げ込んだ部屋に押し入ると、リリーも杖も無いままハリーをベビーベッドにのせ、ヴォルが「どくんだ愚かな女め。最後の警告だ。」と言っても「ハリーだけは!お願い、情けをかけて・・・ハリーだけは!お願い、何でもするわ。」と両手を広げ立ちふさがり、無理やり押しのける事もできたが終らせてしまった方が賢明だと彼女も殺してしまうヴォル。手すりにつかまって立ち、マントの下にジェームズが隠れてるのかと見あげるハリーの顔に注意深く杖を向けるヴォル。ジェームズでないと分かって泣き出したハリーの泣き声が嫌だった。孤児院でも小さい子供の哀れっぽい泣き声が我慢ならなかった。「アバダケダブラ!」そしてヴォルは崩壊した。彼は何ものでもなく、痛みと恐怖だけがあり、身を隠さなければ、どこか遠くに・・・。
バチルダの家ですんでの所でまたしてもハリーを逃したヴォルはこの地で起こった最大の損失の時を思い出していた。蛇が這い回る足元を見ると驚くべきものが!拾い上げた写真は誰だかわからず追っていたあの泥棒だった。ハリーは男の写真を落してきてしまったみたい。ヴォルにヒントを与えてしまったのでしょうか・・・。
ハーちゃんに起こされ目覚めたハリーはテントの中でベッドに横たわってる。ハーちゃんは、胸にくっついて離れなかったホークラックスを切断呪文で取り外し、ケガの手当てをして、ずっとハリーの汗をぬぐって看病してくれてました。目のしたにクマをつくって疲れきった顔のハーちゃんを見て「行くべきじゃなかった。全部僕のせいだ。ごめん。」と謝るハリー。「あなたのせいじゃないわ。本当に剣があると思って私も行きたかったんだもの。2階で何があったの?」と聞くので、蛇が現れたのではなく、バチルダ自身が蛇だったか蛇が彼女になっていた事、僕らが来るとわかっててやつが待ち伏せさせてたんだ、君の前で話さなかったのはパーセルタングだったからだ、やつにメッセージを送って僕を引きとめておこうとしたんだと説明するけど、これ以上ハーちゃんを怖がらせないようにバチルダの中から蛇が出てきたのでなく彼女が変身したみたいに話すハリー。確かに彼女の首があった所から蛇がって・・・想像しただけで怖すぎです(゜曲゜||)
「君こそ寝なきゃ。少し見張りを代わるよ。僕の杖はどこ?」とハリーが聞くと、唇を噛んで涙をためたハーちゃんが取り出したハリーの杖がほとんど真っ2つに折れてる!!
不死鳥の尾羽根でかろうじて繋がってる杖を深手を負った生き物のようにそっと受け取ると、パニックと恐怖でまともに考えられず、「直して。いいから試してみて。」とハリーが頼むのでハーちゃんが「レパロ」と唱えると杖はくっついたが、いくつか呪文を試しただけで全然役に立たずまた折れてしまう。一緒に多くを切りぬけてきた杖なのに・・・。逃げる時に追いかけてきた蛇にハーちゃんが放った爆発の反動で折れてしまったらしく、必死に謝るハーちゃん。ハリーが呆然として「事故だよ。きっと直す方法がみつかるよ。」と言うと、「無理だと思うわ。ロンのを覚えてる?車の事故で折れてしまった時けして元に戻らなくて新しいのを買ったわ。」泣きながら言うハーちゃん。ヴォルにつかまったオリバンダーと殺されたグレゴロヴィッチを思い、どうやって新しい杖を手に入れたらいいんだと思うハリー。「ああ・・・見張りをする間君の杖を借りるね。」とハーちゃんの杖を受け取って見張りに行くハリー。
何てことでしょう~~~!ヴォルと戦わなくてはいけないのに魔法使いの基本中の基本アイテムの杖が使い物にならないなんて!!自分の杖で無ければ最大の力を発揮できないし、ヴォルから守ってくれた兄弟羽根の杖なのに!この先ハリーはどうやって戦えばいいんだ~!!そして2人がこんな危険な目にあってるというのにロンはどこにいるんだー(iДi)
なんか助けも手がかりも無く障害ばかりが増えてく気がする・・・。どうか負けないでハリー;
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